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東北の歌枕の地を訪ねて
(陸奥は山城・大和に次ぎ、三番目の「歌枕の国」)
宮城県多賀城市及び青森県上北郡の二ヶ所
壺の碑(つぼのいしぶみ)/多賀城碑
・場所:宮城県多賀城市市川  Yahoo!地図  
・説明:多賀城碑が、奈良時代に建立された真碑であることは確認されましたが、「つぼ」については 不明のままで、「いしぶみ」を「文」の意味で引用した歌も多く歌われています。




壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑 
・場所:宮城県多賀城市市川  Yahoo!地図 
西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:和歌山県那賀郡打田町に生まれ 1118−1190年
   本名:佐藤義清(のりきよ)。生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
山家集
 陸奥の 奥ゆかしくぞ おもほゆる 壺のいしぶみ そとの浜風
 みちのくの おくゆかしくぞ おもほゆる つぼのいしぶみ そとのはまかぜ
 歌意:陸奥平泉に来て、更に奥があると知って行ってみたくなった。
 津軽には壷の碑があるという。外の浜風が吹くという
 青森県東北町の壺のいしぶみを詠んだ


 壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑
・場所:宮城県多賀城市市川  Yahoo!地図   
慈円(じえん)
・説明:1155-1225年 鎌倉時代初期の主要な歌人 天台宗の僧 藤原忠通の子
拾玉集
 みつのくの つぼの石ぶみ  行きて見む それにも書かじ ただまどへとは
 みつのくの つぼのいしぶみ ゆきてみむ それにもかかじ ただまどへとは
 歌意:

 慈円(じえん)
 思ふこと  いなみちのくの えぞ言わぬ つぼの石ぶみ  書きつくさねば
 おもふこと いなみちのくの えぞいわぬ つぼのいしぶみ かきつくさねば
 歌意:


 壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑 
源 頼朝(みなもとの よりとも)/右大将頼朝
・説明:1147-1199年 平安時代末期から鎌倉時代初期の武将、政治家 
    鎌倉幕府の初代征夷大将軍
新古今集 1785
 陸奥の   いはでしのぶは えぞしらぬ 書尽くしてよ  つぼの石ぶみ
 みちのくの いはでしのぶは えぞしらぬ かきつくしてよ つぼのいしぶみ
・歌意:陸奥国磐手・信夫郡ではないが、言わずにこらえているなど私には理解できません。壺の碑ではないが、余すところなく分にして書き送ってください。
 「いしぶみ」を「文」の意味で引用した歌も多く歌われています。


 壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑 
松尾 芭蕉(まつお ばしょう)
・訪れた日:1689年 壺のいしぶみを訪れ詠まず

 壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑 
原田 青児(はらだ せいじ)
・説明:1919- 年 北朝鮮生まれ  本名:光治
 1938年「ホトトギス」初入選 1951年遠藤梧逸を主宰とする「みちのく」を仙台で創刊
 1986年主宰を継承

壷の碑を 見し夜の憂ひ にごり酒
 句意:


 壺の碑(つぼのいし)/多賀城碑 
山崎 北華(やまざき ほっか)
・説明:1700-不明 江戸中期の俳人、狂文家
    名は浚明、通称は三左衛門。 他に、自堕落先生、不量軒、無思庵、捨楽斎など
        千歳の   昔も同し    ほとゝきす
        せんざいの むかしもおなじ ほととぎす
・句意:
・訪れた日:1738年 壺のいしぶみを訪れて詠んだ



横田 柳几(よこた りゅうき)
・説明:1716-1788年 埼玉県生まれ 江戸中期の俳人 本名:横田盛英
 
 
二笈集
           石ふみを  水にもうつせ  田草とり
           いしふみを みずにもうつせ たくさとり
・句意:
・訪れた日:1747年
 壺のいしぶみを訪れて詠んだ


武藤 白尼(むとう はくに)
・説明:1709-1792年 名古屋生まれ 江戸中期の俳人 武藤巴雀(はじゃく)の子
二笈集
        石暑し   指さへさせぬ  昼最中
        いしあつし ゆびさへさせぬ ひるもなか
・句意:
・訪れた日:
1747年 壺のいしぶみを訪れて詠んだ 
 


和知 風光(わち ふうこう)
・説明:1701-1755年 55歳没 白河の俳人 別名:夕顔庵、巽々坊
         いしふみは 無常を去ッて   枯野哉
         いしふみは むじょうをさって かれのなり
 句意:
・訪れた日:1751年 壺のいしぶみを訪れて詠んだ


加藤 暁台(かとう きょうたい)
・説明:1732-1792年 江戸中期の俳人。名は周挙。通称は平兵衛。別号,他朗,暮雨巷など
碑や 故郷を去つて 夏百日
・句意:
・訪れた日:1770年 壺のいしぶみを訪れて詠んだ


加舎 白雄(かや しらお)
・説明:1738-1791年 江戸中期の俳人 与謝蕪村などと共に中興五傑の一人
・訪れた日:1773年
 壺のいしぶみを訪れて詠んだ 
 
         いしぶみや 朝狩どのゝ   花もみぢ
         いしぶみや あさがりどのの はなもみぢ 
・句意:
・訪れた日:1773年 壺のいしぶみを訪れて詠んだ  


鶴田 卓池(つるた たくち)
・説明:1768-1846年 愛知県生まれ 江戸時代後期の俳人
 みちのくの いはてしのぶハ えだしらぬ 書尽してよ   壺の碑
 みちのくの いはてしのぶは えだしらぬ かきつくしてよ つぼのいし
・歌意:
・訪れた日:1791年
 壺のいしぶみを訪れて詠んだ