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陸奥の歌枕の地を訪ねて
(陸奥は山城・大和に次ぎ、三番目の「歌枕の国」)
躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図
・説明:日本の都市公園100選

躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
藤原 仲平(ふじわらの なかひら)
・説明:875−945年 平安時代前期の貴族。藤原北家、摂政関白・藤原基経の三男  
 古今和歌六帖
・説明:875−945年 平安時代前期の貴族。藤原北家、摂政関白・藤原基経の三男
 みちのくの つつじの岡の  くまつづら 辛しと妹を   けふぞ知りぬる
 みちのくの つつじのおかの くまつづら つらしといもを けふぞしりぬる
 歌意:遙かみちのくの榴岡への道は遠く、生い茂るくまつづらを分けての旅は苦しいだろうが、こんなにあなたに恋いこがれているのに、薄情でつれないことをしみじみ今日も感じています。
 くまつづら:日本全土に分布する多年生草本。高さ30〜80p、路傍や荒れ地、原野などに生育する。花期は6−9月、淡紅紫色の花
 

躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
源 俊頼(みなもとの としより)
・説明:1055−1129年  75歳 平安時代後期の官人・歌人
散木奇歌集
 とりつなげ 玉田横野の   放れ駒   つつじの岡に  あせみさくなり
 とりつなげ たまだよこのの はなれごま つつじのおかに あせみさくなり
 歌意:野田横野に放し飼いにしている馬をつなぎなさい。つつじが岡に馬酔木が咲いています

 
躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
藤原 道綱の母(ふじわらの みちつなの はは)
右大将 道綱の母(うだいしょう みちつなのはは)
・説明:936−995年 平安時代中期の女性歌人 藤原兼家と結婚して道綱を生む
    小倉百人一首では右大将道綱母
 日本で最も美しい女性三人のうちの一人である)」と書かれているが、尊卑分脈は間違いも多く真偽は不明
 みちのくの 千賀の浦にて  見ましかば いかにつつじの をかしからまし
 みちのくの ちがのうらにて みましかば いかにつつじの をかしからまし
 歌意:


躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
二条太皇 大后宮 肥後(にじょうたいこう たいごうぐう ひご)
・説明:細部わからず
夫木和歌集
 東路や   つつじが岡に  来て見れば 赤裳の裾に   色ぞかよへる
 あずまじや つつじがおかに きてみれば あかものすそに いろぞかよへる
 歌意:

 
 
 躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
道興 准后(どうこう じゅごう)(じゅんご)
・説明:1430−1527年 室町時代の僧侶  巡歴の高僧
 1487年武蔵国から甲斐国を廻り、奥州まで至っている。道興は後に東国廻国を紀行文「廻国雑記」として著した。

 名にし負ふ つつじが岡の  下わらび  共に折り知る  春の暮れかな
 なにしおう つつじがおかの しもわらび ともにおりしる はるのくれかな
 歌意:

 
 躑躅岡(つつじがおか)/榴岡
・場所:宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡 Yahoo!地図 
和知 風光(わち ふうこう)
・説明:1701−1755年 55歳没 白河の俳人 別名:夕顔庵、巽々坊
 1751年 榴岡を訪れて詠んだ
        此岡に   つゝしの替り  枯さくら
        このおかに つつしのかわり かれさくら
 句意: