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東北の歌枕の地を訪ねて
(陸奥は山城・大和に次ぎ、三番目の「歌枕の国」)
栗駒山(くりこまやま)
 宮城、岩手、秋田三県にまたがる(1626m)山
 岩手県側では須川岳(すがわだけ)、秋田県では大日岳とも呼ぶ。栗原市栗駒町からは早春に馬の形をした雪形が見える。

・場所: Yahoo!地図
 
詠み人知らず
古今和歌六帖
 栗駒の   山に朝たつ  雉よりも  我をはかりに  思ひけるかな
 くりこまの やまにあさたつ きしよりも われをはかりに おもひけるかな
 歌意:

 

藤原 長能(ふじわら ながとう)(ながよし)
・説明:950年頃-1017年頃 平安時代中期の歌人 中古三十六歌仙の1人。
 能因法師の歌の師となって秘伝を授けた
 古今和歌六帖
 陸奥の   栗駒山の    朴の木の  枕はあれど   君が手枕
 みちのくの くりこまやまの ほほのきの まくらはあれど きみがてまくら
 歌意:
 朴の木(ほおのき):

夫木和歌抄
たけくまに いづれたがへりくりこまの みあけのまへに松たてるをか
  
 歌意:


詠み人知らず
古今和歌六帖(10世紀末)
 栗駒の   松にはいとと  年ふれは  ことかなしく  おひそはりける
 くりこまの まつにはいとと としふれは ことなしくさそ おひそはりける
 歌意:

 

元良 親王(もとよし しんのう)
・説明:890-943年  平安時代中期の皇族、歌人 
元良集 112
 みかりする 栗駒山の    鹿よりも  ひとりぬる身ぞ わびしかりける
 みかりする くりこまやまの しかよりも ひとりぬるみぞ わびしかりける
 歌意:

 

大中臣 能宣(おおなかとみ の よしのぶ
・説明:921-991年 平安時代中期の貴族・歌人。神祇大副・大中臣頼基の子。
    三十六歌仙の一人
能宣集 3巻 234/夫木和歌抄 第15 秋部6
 紅葉する  栗駒山の    ゆふかげを いざ我が宿に  うつしもからむ
 もみじする くりこまやまの ゆふかげを いざわがやどに うつしもからむ
 歌意:

 
 
・説明: 
夫木和歌抄 巻第
 いかでわれ くり駒山の   もみぢ葉を 秋ははつとも  色かへてみむ
 いかでわれ くりこまやまの もみぢはを あきははつとも いろかへてみむ
 歌意:

 
大中臣 輔親/(おおなかとみの すけちか)
・説明:954-1083年
輔親集 200
 栗駒の   山の桜の    ちらざらん 春のうちには  かへらざらめや
 くりこまの やまのさくらの ちらざらん はるのうちには かへらざらめや
 歌意:


湯沢 三千男(ゆざわ みちお)宮城県知事
・説明:1888-1963年 栃木県生まれ 帝国大学卒
    1929年宮城県知事 1942年内務大臣
    1930年8月栗駒登山
 栗駒の   山の小松の   実をとりて 食べてかくる 雲の上の人
 くりこまの やまのこまつの みをとりて たべてかくる くものうえのひと
 歌意:

 静かなる  諸山越えて   白雲は   乱れ隠れり   栗駒の山
 しずかなる もろやまこえて しらくもは みだれかくれり くりこまのやま
 歌意:


白鳥省吾(しろとりせいご)は本名
「(しろとり・しらとり)(しょうご)はペンネーム時の読み方」
 薬師山民謡碑
・場所:宮城県栗原市築館薬師山天神馬場 Yahoo!地図
 
 生まれ故郷の   栗駒山は    ふじの耶まより なつかしや
 うまれこきょうの くりこまやまは ふじのやまより なつかしや
 1949年(昭和24年) 築館町内有志 建立
2005.5.4 撮影


2005.5.4 撮影