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青森県の句碑・歌碑・詩碑・文学碑
五所川原市 神山

殊ノ峰
・場所:五所川原市神山 Yahoo地図
シーハイルの碑
 
スキー讃歌
 年(昭和53年)建立 
 
 
津軽フラワーセンター 短歌のみち

津軽フラワーセンター 短歌のみち
・場所:五所川原市神山字殊ノ峰津軽フラワーセンター Yahoo地図
加藤 東籠()
身を投げて ものを思はむ 葉がくれに 椿の花の ひとつ咲きいづ
 1982年(昭和57年)建立 

和田 山蘭()
澄みきりて 濃きから藍の 色なせり 山に来て見る 霜月の空

寺田 石華(太七郎)
うぐひすの 初音きこゆる のどかさに 山路のうめも ほころびにけり

小笠原 俊亮
この国に われも生まれり 愛しあい 希望をもちより 人の生きゆく

村山 百合子()
いくさ人 みとりし頃は 若かりき 吾今老いて 思ひ出遠し

下山 サト()
雪解けし 田の畦に沿ひ はや芽吹く 香の強き芹を 友と摘みをり

岩谷 勝義()
稲穂みな 青立つままに空向きて ついに実らず白く枯れゆき

成田 幸子()
雪の降る十和田湖のあさ吹き下す 風に起つ波花のごと見ゆ

田辺 巽()
拳を重ねてものを乞ふしぐさ 昨日なかりし幼子の智

和田 霊光(博)()
雪きえの土を含みて萌えいづる 葱のわかめに炎のもゆ

和田 秀峰(夏男)()
秋深き朝の散歩に清々し 東天紅に山鳩の啼く

野呂 三枝子()
健やかに それぞれ出でし 夫と子等 われは静かに朝餉食みをり

鳴海 とみの()
秋風に 亡母の植ゑたる アジサイの 残れる一花色 増して咲く

上見 仙吉
何一つ 花咲けるなき 秋の野も 身を投げて をれば足らへぬ

山形 礼子()
チャイム鳴り 生徒らの声 ざわめきて 自然を学ぶ 神山の家

不明
 かさかさと 乾きしささげ 音のして 莢むく茣蓙に 蜻蛉動かず

はしめ
ふかぶかと 己が根元に 葉を敷ける 森を透して 湖は流れり

岩谷 明雄()
寒空を 一気に突きて 翔びあがる 大凧のグング 鳴り高らかに

三上 イツ()
植ゑしより 二十三年 桜の木 大樹となりて 老いを慰む

 
津軽フラワーセンター 短歌のみち
・場所:五所川原市神山字殊ノ峰津軽フラワーセンター
浜田 ちか()
吾が死後も かくてあるべし 茫々と つづく雪野の はての岩木嶺

藤森 くに()
水光る 沼のつづきにて 柔かき 赤土に咲く 水芭蕉の花

番場 理喜子(允映)()
あるとしも なき白湯の 味いとほしみ 商ひてのちの 朝餉を終る

白戸 蕗花(正雄)()
街行けど 知る人もなし ふるさとの 岩木堤に 鳴く蝉をきく

平山 貞之助()
 わが庭の 胡桃の枝に 風遊ぶ しをらたをらと たはむるるなり

山上 和美()
北津軽 晴れしむかふに 権現崎は 白く光りて つづく雪原

関喜 代栄()
あかときの 雲移ろひて 残雪は むらさきに染む 岩木の高峰

成田 蓮治(治逸)()
萬葉の 歌しのばれて 遠き世の 花咲く神山 飽かなく歩みぬ