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福島県 二本松市の芭蕉句碑

 亀谷観音堂(かめやかんのんどう)
 ・場所:福島県二本松市亀谷1-159  亀谷坂の頂上 観音堂の右手 Yahoo!地図
         人も見ぬ  春や鏡の    うらの梅
         ひともみぬ はるやかがみの うらのうめ 
・句意:鏡の裏の模様の梅は、ひっそりと春の訪れを告げている。人が見もしない春というべきであろう
・詠んだ時期・場所:1692年(元禄5年) 江戸

 1776年(安永5年) 蔵六坊虚来 建立  二本松で最古の碑




 
 住吉神社(すみよしじんじゃ)
・場所:福島県二本松市太田字本城山1-1 参道の石段右側 旧東和町 Yahoo!地図  
         升買うて  分別かはる   月見かな
         ますこうて ふんべつかわる つきみかな 
・句意:市で名物の升を買ったら思いが替わって句会に出ず帰ってしまった。申し訳ないことをした
・詠んだ時期・場所:1694年(元禄7年) 死の1月前 大阪府升の市 大阪住吉神社
 江戸末期 年(年) 建立
2013.11.23




 

 
 諏訪神社(すわじんじゃ)
・場所:福島県二本松市下長折字移川21番 社殿の裏 Yahoo!地図  
         物いへは  唇寒し     秋の風
         ものいえば くちびるさむし あきのかぜ
・句意:人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。
・詠んだ時期・場所:貞亨元年から元禄年間詳細不明
 1853年(嘉永6年) 松斎希哲 建立







隠津島神社(おきつしまじんじゃ)
・場所:福島県二本松市木幡字治家49  Yahoo!地図参宿所と児童公園の間傾斜地  
         父母の   頻にこひし   雉の聲
         ちちははの しきりにこいし きじのこえ 
 句意:雉の鳴き声を聞いていると、父母がしきりに恋しいと鳴いているように聞こえる。
・時期・場所:1688年 高野山に詣でたとき
 江戸末期 建立
 

 
 岩代支所の裏山
・場所:福島県二本松市小浜字月山27 Yahoo!地図  
ものいへは 唇寒し 秋の風
・句意:人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持になる。
・詠んだ時期・場所:貞亨元年から元禄年間 詳細不明
 1818〜29年(文政年間年) 今泉露有 建立


 
 小浜古明神路上 吉田武氏
・場所:福島県二本松市小浜字古明神 Yahoo!地図  
        山里ハ   万歳おそし   梅の花
        やまざとは まんざいおそし うめのはな  
・句意:山里には三河万歳も遅い。正月も半ば過ぎて梅も花盛りを迎えた今頃、やっと来た、もう一度正月の気分が舞い戻ってくる
 へんぴな山里は、正月半ばを過ぎて梅の盛りの頃やっと万歳が来た。
詠んだ時期・場所:1691年 伊賀の郷里

 1818〜29年(文政年間年) 菅野乙調 建立