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宮城県の文学碑
榴岡天満宮 その2
場所:宮城県仙台市宮城野区榴岡23 榴岡天満宮境内  Yahoo!地図  

東居(とうきょ)
・説明: 
興能戸毛 明久や行武  保とゝ幾春
興のとも 明久や行けむ ほととぎす
おくのとも 明久や行けむ ほととぎす 
 句意:
 1840年(天保11年)  中夏吉国呉山人芝蘭七十二叟書
2010.1.5




 渡辺 雲裡坊(わたなべ うんりぼう)/雲裡坊 杉夫(うんりぼうさんぷ)
・説明:1963-1761年 69歳没 尾張生まれ 江戸中期の俳人
    各務支考の門人で鳥巣仁の号を授けられ三四庵・杉夫・有椎翁五世とも号した
    滋賀県義仲寺の無名庵5世となり、松尾芭蕉の幻住庵を再興した。
    与謝蕪村と交遊があった。
 
羡めど 崩れて見せ流 牡丹可奈
(羨めど 崩れて見せる 牡丹かな)
             
 句意:
 宝暦13年 1763年  冬至庵 止鳥庵連中建之
2010.1.5


2010.1.5


 


松洞 宗古(しょうとう そうこ)
・説明:松洞馬年に松洞二世の俳号を譲られる。 
我こころ王連に毛とら津花の中
(我こころ われにもとらず 花の中)
 句意:
2010.1.5

 

月下庵 梅雲(げっかあん ばいうん)
・説明: 
        王かれても 心者花尓 當ま里希梁
        わかれても 心は花に とまりけり
 句意:
2010.1.5




五梅庵 舎用(ごばいあん しゃよう)/ 小島舎用 
・説明:仙台の俳人 本名:小島一章 五梅庵  日人の門人  
細くと茂 流連奴者なし 春の水
(細くとも 流れぬはなし 春の水)
 句意:
2010.1.5


 


桃樹庵 買月(とうじゅあん ばいげつ)
・説明: 
 
啼う可當 山見連ハ やま本とゝ起須
(啼うかと 山みれば やまほととぎす)
 句意:
 1827年(文政10年) 社中建之
2010.1.5




 萬句俳諧奉納記
・説明: 
 1723年(享保8年)
2010.1.5




遠藤 日人(えんどう あつじん)
 ・説明:1757-1836年 石巻市桃生町寺崎生まれ 仙台藩士
 俳諧を白居に、儒学を志村五城に学ぶ
 本名:木村 定矩(きむら さだのり) 通称は伊豆之輔 遠藤清左衛門
 別号に竹林舎、木間庵、言外堂など
道者加り 歩いて茂とる 枯野可那
(道ばかり 歩いてもどる 枯野かな)
 句意:
 年 建立 
2010.1.5


 

 
是非庵 亀泉(ぜひあん きせん)
・説明: 
花尓奈と 事奈りし実乃 ふる佐久良
(花になど ことなりし実の ふるさくら)
 句意:
 1857年(安政4年) 同人妻 建之 
2010.1.5



 
三江会 南幽(さんこうかい なんゆう)
・説明: 
木遠者那礼 草越離連亭 秋能月
(木をはなれ 草を離れて 秋の月)
 句意: 
 1851年(嘉永4年) 門人建之
2010.1.5




雪中庵 蓼太(せっちゅうあん りょうた) 
説明:1718-1787年 70歳没 長野県生まれ 江戸中期の俳人
  本名:吉川陽喬 通称、平助、平八。 別号、雪中庵、老鶯巣、空摩など
 
五月雨や 安るよひそ可尓 松乃月
(五月雨や ある夜ひそかに 松の月)
 句意  
 嚢菴白麻(ふくろあん びゃくま) 建之 
2010.01.05



 
横田 禾月(よこた かげつ)
・説明:1788-1857年 70歳没 独身  仙台藩士横田善三郎始成の娘
    足了庵禾月(そくりょうあんかげつ) 松窓乙二の門人
世丹競へ 身尓久良遍希利 竹のつ遊
(世に競べ 身にくらべけり 竹の露)
 
 句意:
 年 建立
2010.1.5




菅原 道真(すがわら みちざね) 
・説明:845-903年 平安前期の貴族、漢詩人
    右大臣まで異常な昇進をするが、大宰府に左遷され、悲劇の一生を終えた。
 
東風ふかは丹保ひおこせよ梅能花あるしな志とて春奈忘れそ
(東風
(こち)吹かば においおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ)
 歌意:春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。私がいなくても、春を忘れないでいておくれ。
 梅が大好きだった道真が京都の紅梅殿の梅に向けて詠んだ歌
 1962年(昭和37年) 大宰府天満宮宮司 菅原貞敬書
2010.1.5


2010.1.5