武隈の松(たけくまのまつ)
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・場所:宮城県岩沼市二木2丁目2番(二木の松史跡公園) Yahoo!地図 |
西行 法師(さいぎょう ほうし) |
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ
本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。 |
山家集 1128
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枯れにける 松なき宿の たけくまは みきと云ひても かひなからまし
枯れにける 松なき跡の 武隈は みきと言ひても かひなかるべし
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かれにける まつなきあとの たけくまは みきといひても かひなかるべし
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歌意:枯れてしまって松の姿の跡形すらない武隈は、「見き」といっても、「みきとこたへん」と詠まれたその幹はなく、甲斐のないことであろう。
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武隈の松は昔になりたりけれども、跡をだにとて見にまかりて詠める
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