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宮城県の句碑・歌碑・詩碑
西行 法師(さいぎょう ほうし)
西行と宮城県
西行は1155年(38才)と1186年(69才)の時に陸奥へ旅をしている。

武隈の松(たけくまのまつ)
・場所:宮城県岩沼市二木2丁目2番(二木の松史跡公園) Yahoo!地図 
西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
    本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 
山家集 1128
  枯れにける 松なき宿の   たけくまは みきと云ひても かひなからまし
  枯れにける 松なき跡の   武隈は   みきと言ひても かひなかるべし
  かれにける まつなきあとの たけくまは みきといひても かひなかるべし
 歌意:枯れてしまって松の姿の跡形すらない武隈は、「見き」といっても、「みきとこたへん」と詠まれたその幹はなく、甲斐のないことであろう。
 武隈の松は昔になりたりけれども、跡をだにとて見にまかりて詠める