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宮城県の句碑・歌碑・詩碑
西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
    本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人。
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
西行と宮城県
西行は1155年(38才)と1186年(69才)の時に陸奥へ旅をしている。
 西行が詠んだ陸奥の枕詞

末の松山(すえのまつやま)を詠んだ歌
 
 西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
  
・場所:宮城県多賀城市八幡2丁目 宝国寺  Yahoo!地図
 頼めおき  しそのいひ事や  あだなりし こえぬべき  末の松山
 たのめおき しそのいひことや あだなりし なみこえぬべき すえのまつやま
 歌意:

末の松山(すえのまつやま)を詠んだ歌
西行 法師(さいぎょう ほうし)
 ・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 
 春なれば  ところどころは 緑にて   雪の越す   末の松山
 はるなれば ところどころは みどりにて ゆきのなみこす すえのまつやま
 句意:

おもわくの橋を詠んだ歌
 西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
  
山家集 
 踏まま憂き 紅葉の綿     散りしきて 人も通はぬ   思はくの橋
 ふままうき もみじののにしき ちりしきて ひともかよはぬ おもわくのはし
 歌意:踏むことがもったいないような紅葉の錦を散り敷いてあるので、思わくの橋を誰も通らない。
2004.9.6





広瀬川を詠んだ歌
 西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人。
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 
 ひろせ川 渡りの堰の 澪しるし みかさそふらし 五月雨の比
  
 歌意:

 象潟を詠んだ歌
西行 法師(さいぎょう ほうし)
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人。
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 
  象潟の   桜は波に    埋もれて  花の上漕ぐ   海士の釣り舟
  象潟の   桜は浪に    うづもれて 花の上こぐ   あまのつり舟
  きさかたの さくらはなみに うづもれて はなのうえこぐ あまのつりふね 
 歌意:

象潟を詠んだ歌
西行 法師(さいぎょう ほうし) 
・説明:1118-1190年 和歌山県那賀郡打田町生まれ 
   本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人。
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 
山家集
 遠く修行し侍りけるに、象潟と申所にて
  松島や   雄島の磯も   何ならず  ただきさがたの 秋の夜の月
  まつしまや おじまのいそも なにならず ただきさがたの あきのよのつき
 歌意:


白河の関を詠んだ歌
西行 法師(さいぎょうほうし)
・説明:1118-1190年和歌山県那賀郡打田町に生まれ 
 本名:佐藤義清(のりきよ)生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人
 宮廷を舞台に活躍した歌人ではなく、山里の庵の孤独な暮らしの中から歌を詠んだ。
 関に入りて、信夫と申辺、あらぬ世の事におぼえて哀れなり。都出でし日数思ひ続けられて、「霞と共に」と侍ることの跡辿(たど)り詣(もう)で来にける心一つに思知られて詠みける
 白河の   関屋を月の   洩る影は  人の心を    留むる成けり
 しらかわの せきやをつきの もるかげは ひとのこころを とむるなりけり
 歌意:
 
 都いで   逢坂越へし   おりまでは 心かすめし   白河の関
 みやこいで おうさかこえし おりまでは こころかすめし しらかわのせき
 歌意: 
 白河の   関路の桜 咲きにけり 東より来る 人の稀なる  
 しらかわの せきじのさくら さききにけり あづまよりくる ひとのの稀なる  
 歌意: 
 思はすは 信夫の奥へ  来ましやは 越え難かりし  白河の関 
 おもはは しのぶのおく きましやは こえむずかりし しらかわのせき
 歌意: 
 雪にしく  袖に夢路も   絶へぬべし また白河の   関の嵐に
 ゆきにしく そでにゆめじも たへぬべし またしらかわの せきの嵐に
 歌意: