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山寺の松尾芭蕉句碑

山寺立石寺 根本中堂
・場所:山形県山形市山寺大字山寺 立石寺 Yahoo!地図
         閑さや   巖にしみ入   蝉の声
         しずけさや いわにしみいる せみのこえ
 句意:ひっそりとして、閑かな山寺。山の岩にしみ入るように、蝉の声が澄み透ってきこえる。
詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 立石寺に参詣した際に詠んだ発句
 1853年(嘉永6年) 半沢二丘 建立 揮毫:高橋(梨)一具
2013.6.11




芭蕉像
2013.6.11





山寺立石寺 根本中堂
・場所:山形県山形市山寺大字山寺 Yahoo!地図   
         閑かさや  岩にしみ入   蝉の声
         しずかさや いわにしみいる せみのこえ 
 1972年(昭和47年) 建立 鈴木伝六
2013.6.11



 
せみ塚
・場所:山形県山形市山寺大字山寺 Yahoo!地図   
        静けさや  岩にしみ入   蝉の声
        しずけさや いわにしみいる せみのこえ
 句意:ひっそりとして、閑かな山寺。一山の岩にしみ入るように、蝉の声が澄み透ってきこえる
詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 立石寺に参詣した際に詠んだ発句
 1748年(寛延元年) 吟里・壷中 建立
2013.6.11




 


芭蕉翁顕彰碑/俳文碑
・場所:山形市山寺大字山寺 立石寺せみ塚 
 山形領に立石寺と云山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊清閑の地也。
 山形領に立石寺という山寺がある。慈覚大の開基でとりわけ清らかで静かなところである。

 一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、尾花沢よりとつて返し、
其間七里ばかり也。
 一度見ておいた方が良いと人々に勧められ、尾花沢から引き返すように出かけたが、その間七里ほどであった。

 日いまだ暮ず。麓の坊に宿かり置て、山上の堂にのぼる。
 着いた時は、日はまだ暮れていないので、ふもとの宿坊に宿を借りておいて、山上の堂に登る。

 
岩に巌を重て山とし、松栢年旧土石老て苔滑に、岩上の院々扉を閉て、物の音きこえず。
 岩に岩を重ねたような山姿を呈し、松や杉、ひのきは老木となり、古くなった土や石は滑らかに苔むし、岩の上に建つ多くのお堂の扉は閉じられており、物音ひとつ聞こえない。

 岸をめぐり、岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ。
 崖のふちをめぐり、岩を這うようにして仏閣を参拝したが、すばらしい景観は静寂の中でさらに映え、ただただ心が澄み渡っていくようであった。
2013.6.11


 

 

芭蕉橋 橋梁欄干
・場所:山形県山形市山寺大字山寺 芭蕉橋橋梁欄干組込プレート Yahoo!地図 
閑(しずか)さや 岩にしみ入(いる) 蝉(せみ)の声
・説明: 
2015.9.3