須賀川市の芭蕉句碑
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十念寺(じゅうねんじ) |
・場所:福島県須賀川市池上町101 Yahoo!地図 |
風流の はじめや奧の 田うえ唄
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・句意:白河の関を越えると田植え歌が聞こえてきた。これがみちのくの旅の風流の初めなのだなあ
・詠んだ時期・場所:1689年(元禄2年)須賀川市本町の相楽等躬宅
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1855年(安政2年) 市原多代女 建立
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2013.12.7

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軒の栗(のきのくり)可伸庵跡(かしんあんあと) |
・場所:福島県須賀川市本町5-4 NTT南西隅 Yahoo地図 |
世の人の 見付けぬ花の 軒の栗
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・句意:目立たない栗の花が軒端に咲いている。主人も世にかくれて、静かに住んでいるのだろう
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 福島県須賀川市 |
1825年(文政8年) 石井雨考が同郷の俳人竹馬、英之、阿堂らと共に、芭蕉が庵からの帰りに立ち寄った八幡社の境内に(現 芭蕉記念館) 建立
平成元年に現在地に移転
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2013.12.7

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奥の細道碑
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軒 の 栗
此の宿の傍に大きなる栗の木陰をたのみて世をいとふ僧有橡ひろふ太山もかくやと・に覺られてものに書付侍る其詞
栗といふ文字は西の木と書て西方淨土に便ありと行基菩薩の一生杖にも柱にも此木を用給ふとかや
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世の人の 見付けぬ花の 軒の栗 |
・句意:
・詠んだ時期・場所:1689年
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1959年(昭和34年) 須賀川市 建立
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2013.12.7

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奥の細道 軒の栗可伸庵跡 碑
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1959年(昭和34年) 須賀川市 建立 |
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軒の栗庭園
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芭蕉と曾良 2013.12.7

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須賀川市立博物館 |
・場所:福島県須賀川市池上町6 Yahoo!地図 |
五月雨耳 飛泉婦梨 う川む 水可佐哉
さみだれは 滝降り うづむ みかさ哉
さみだれは たきふり うつむ みかさかな
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・句意:この五月雨の降り方では、さぞや石河の滝は水嵩に耐えかねて埋まったようになっていることであろう
みかさ:水量
・詠んだ時期・場所:1689年 乙字ヶ滝で詠んだ句
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1805年(文化2年) 一之坊 建立
乙字の滝畔に建立された。が、洪水で流され、土中から拾われ、この地に安住するまで、須賀川市内を転々とした。 |
2013.12.7


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神炊館神社(おたきや じんじゃ)
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・場所:福島県須賀川市諏訪町45-1 神炊館神社 Yahoo!地図
・説明:芭蕉が句を奉納した神社 |
うらみせて 涼しき瀧の 心哉 桃青
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・句意:
・詠んだ時期・場所:1689年 日光裏見の滝」での作
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年 建立 |
2013.12.7


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長沼城跡(千代城・牛臥城)
日高見稲荷神社見晴台休憩所 |
・場所:福島県須賀川市長沼日高見山 Yahoo!地図 |
雨折々 思うことなき 早苗かな
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・句意:雨がよく降って、これなら早苗の水の心配は要らないだろう。雨が降れば降ったで百姓は喜んでいるはずだ
・詠んだ時期・場所:1694年 江戸
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1849年(嘉永2年) 敦星・雨谷ら 建立
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芹沢(せりざわ)の滝跡
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・場所:福島県須賀川市五月雨230 Yahoo地図
1861年(文久元年)新田開発のため芹沢の滝は修繕され、その際この開発を行った柳沼福秀は、須賀川の俳人市原たよ女と山野辺清民(やまのべせいみん)の2人に開発記念の句を依頼
「芹沢の滝」は、もともと現在の場所から東南へ50メートル程の場所にあったが、県道改良工事のため、1992年(平成4年)11月に移設された
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・芭蕉は6月14日芹沢の滝を訪れた。
等躬宅で、等躬・芭蕉翁・曽良・素蘭・等・雲・深竿・栗斎・太田正三郎の8人で歌仙を巻いた後に、芭蕉翁は案内されて「芹沢の滝」を見に行きました。
現在は場所も移され水量も乏しく残念ながら見る影もありません。 |
市原 多代女(いちはら たよめ)
往古(そのかみの)の 五月雨の滝 これそ此(これ) |
山辺 清民(やまのべ せいみん)
五月雨を 田に引瀧の 水かさ哉 |
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