大崎市の松尾芭蕉句碑
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緒絶えの橋(おだえのはし)
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・場所:宮城県大崎市古川七日町 Yahoo!地図
・説明:平安の昔、嵯峨天皇の皇子の恋人白玉姫は、皇子を探し当てられず悲嘆の余り川に身を投げました。玉の緒(生命)が絶えたところから緒絶川、緒絶橋と呼ぶようになり、悲恋の草枕になった。
松尾芭蕉が深川大橋で詠んだと言われる「初雪やかけかかりたる橋の上」から取った「初雪や 雪かかりたる 橋の上」が刻まれています。 |
初雪や 雪かかりたる 橋の上 |
はつゆきや ゆきかかりたる はしのうえ
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・句意:断碑は、「掛かりたる橋の上 緒絶橋 麥雨社中」と刻まれ上の句が欠けていた。
松尾芭蕉が深川大橋で詠んだと言われる「初雪や かけかかりたる 橋の上」をもととして「初雪や 雪かかりたる 橋の上」が刻まれています。
・詠んだ時期・場所:1963年 江戸深川
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1807年(文化4年) 麦雨社中 建立
(芭蕉百十二回忌の年) 1996年(平成8年)句碑の復元
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1996年(平成8年)句碑の復元

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札場跡(ふだばあと)
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・場所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字原 Yahoo!地図
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山里は 萬歳遲し 梅の花
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やまざとは まんざいおそし うめのはな
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・句意:山里には三河万歳も遅い。正月も半ば過ぎて梅も花盛りを迎えた今頃、やっと来た、もう一度正月の気分が舞い戻ってくる
へんぴな山里は、正月半ばを過ぎて梅の盛りの頃やっと万歳が来た
・詠んだ時期・場所:1691年 伊賀の郷里
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1831年(天保2年) 建立
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2012.5.29


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尿前の関(しとまえのせき)
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・場所:宮城県大崎市鳴子温泉尿前 Yahoo!地図
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俳文碑
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南部道(岩手県)遙かにみやりて、岩手の里(大崎市岩出山)に泊る。小黒崎・みづの小島を過て、なるごの湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。此路旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸(ようよう)として関をこす。大山をのぼって日既暮ければ、封人(ほうじん)の家を見かけて舎を求む。三日風雨あれて、よしなき(とるに足りない)山中に逗留(とうりゅう:滞在)す。 |
蚤 虱 馬の尿する 枕もと
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のみしらみ うまのばり(しと)する まくらもと
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・句意:一晩中蚤や虱に責められおまけに寝ている枕元に馬の小便の音まで聞こえる
尿:しと、動物の小便は:ばり 解釈により二通りある。
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 封人の家
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1988年(昭和63年)建立 鳴子町長 寺坂二男 鳴子文化財保護委員 大山寛逸 外4名
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2007.9.13




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蚤虱 馬の尿する 枕もと
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のみしらみ うまのばり(しと)する まくらもと
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・句意:一晩中蚤や虱に責められおまけに寝ている枕元に馬の小便の音まで聞こえる
尿:しと、動物の小便は:ばり 解釈により二通りある。
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 封人の家
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・自然石の句碑で石積み台の上に建てられ、表面中心に芭蕉翁、右に俵坊鯨丈、左に主立周谷、裏面に蚤虱馬の尿する枕元 明和五戌子六月十二日尿前連中と刻まれている。
1768年(明和5年)鯨文・周谷 建立
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2007.9.13

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千手観音堂(鹿嶋山観水寺跡)
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・場所:宮城県大崎市古川耳取 Yahoo!地図 |
草枕 犬も時雨ゝか 夜の聲
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くさまくら いぬもしぐるるか よるのこえ
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・句意:寄る辺ない旅懐にひたる宿には、犬の遠吠えが届く。犬もまた、時雨を浴びているのだろうか。
・詠んだ時期・場所:野ざらし紀行 1684年熱田から名古屋へ行く道筋
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1843年(天保14年)天録社中 建立
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2016.11.20


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岩出山芭蕉像
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・場所:宮城県大崎市岩出山字二ノ構 Yahoo!地図
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松尾芭蕉奥の細道紀行
南部道はるかに見やりて岩手の里に泊る
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・作者:不明
年(年) 建立
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小黒ヶ崎(おぐろがさき)芭蕉像
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・場所:宮城県大崎市鳴子温泉川渡小黒ヶ崎 Yahoo!地図
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・作者:不明
年(年) 建立
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