万葉集 巻16−3807
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・場所:郡山市日和田町安積山 Yahoo地図 山ノ井清水は日和田の安積山公園と片平の山ノ井公園の2つある
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安積 采女(あさか うねめ)/前の采女(まえの うめね)
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・説明:?−? 郡山生まれ 奈良の都から葛城王が、安積の里を視察した。懸命にもてなしましたが、気嫌が悪いので美人の春姫を召し出した。 春姫は心から王をもてなし、王の前に杯を捧げこの歌を献じました。 王は春姫を気に入り采女として召し出すよう命じた。 都で月見の宴が開かれたとき、なつかしい里への思いがつのり、春姫は宴席を離れ、柳の木に衣を着せかけ池に身を投げたように見せかけて、一路安積の里をめざして逃げ帰りましたが、都からの後難を恐れた里人の冷やかなまなざしと困惑した顔に、生きる望みを失い、山の井の清水に身を投げこの世を果てた。
采女(うねめ):天皇や皇后に近侍し、食事など、身の回りの雑事を専門に行う女官のこと
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安積香山 影さへ見ゆる 山の井の 浅き心を 我が思はなくに
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あさかやま かげさへみゆる やまのいの あさきこころを わがおもはなくに
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歌意:安積山の影が映って見える山の井のように、浅い心で君にお仕えしているのではありません
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1964年(昭和39年) 建立
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日和田の安積山公園/朝積山公園 2014.04.12

山の井清水(やまのいしみず) 2014.4.12

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