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郡山市の句碑・歌碑

日和田町安積山公園
・場所:福島県郡山市日和田町安積山  Yahoo!地図 
松尾 芭蕉(まつお ばしょう)
・説明:1644−1694年 51歳没 三重県伊賀市出身 本名:松尾宗房(まつおむねふさ)
    江戸時代前期の日本史上最高の俳諧師の一人

   俳文碑 あさか沼
 等躬が宅を出て五里斗(ばかり)、檜皮の宿を離れてあさか山有。
 路より近し。此あたり沼多し。かつみ刈比もやゝ近うなれば、いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋侍れども、更
知人なし。
 沼を尋、人にとひ、かつみかつみと尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ
 意:
 1964年(昭和39年) 旧日和田町 建立
2014.4.12


2014.4.12


2014.4.12


2014.4.12


2014.4.12


花かつみ(ヒメシャガ) 2014.4.12


 

万葉集 巻16−3807
・場所:郡山市日和田町安積山 Yahoo地図
 山ノ井清水は日和田の安積山公園と片平の山ノ井公園の2つある
安積 采女(あさか うねめ)/前の采女(まえの うめね)
・説明:?−? 郡山生まれ
 奈良の都から葛城王が、安積の里を視察した。懸命にもてなしましたが、気嫌が悪いので美人の春姫を召し出した。
 春姫は心から王をもてなし、王の前に杯を捧げこの歌を献じました。
王は春姫を気に入り采女として召し出すよう命じた。
 都で月見の宴が開かれたとき、なつかしい里への思いがつのり、春姫は宴席を離れ、柳の木に衣を着せかけ池に身を投げたように見せかけて、一路安積の里をめざして逃げ帰りましたが、都からの後難を恐れた里人の冷やかなまなざしと困惑した顔に、生きる望みを失い、山の井の清水に身を投げこの世を果てた。
 采女(うねめ):天皇や皇后に近侍し、食事など、身の回りの雑事を専門に行う女官のこと
 安積香山  影さへ見ゆる  山の井の  浅き心を    我が思はなくに
 あさかやま かげさへみゆる やまのいの あさきこころを わがおもはなくに
 歌意:安積山の影が映って見える山の井のように、浅い心で君にお仕えしているのではありません
 1964年(昭和39年) 建立
日和田の安積山公園/朝積山公園 2014.04.12


山の井清水(やまのいしみず) 2014.4.12