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宮城県の文学碑
若林区荒町
昌伝庵(しょうでんあん)



昌伝庵(しょうでんあん) 
・場所:宮城県仙台市若林区荒町56  Yahoo!地図 
上冷泉家24代当主夫人の草木供養の和歌碑
冷泉 布美子(れいぜい ふみこ) 
・説明:冷泉家(れいぜいけ):藤原定家以来の跡を継いで歌道を家業
    冷泉家24代当主:冷泉 為任(れいぜい ためとう)

       23代当主が戦死したため西四辻家から布美子に婿入
 冷泉布美子:1916-2011年 冷泉家第22代当主の四女。京都生まれ。
    財団法人冷泉家時雨亭文庫を設立。藤原定家の日記「明月記」など、冷泉家に伝えられる貴重な資料の公開に尽力し、日本文化研究の発展に寄与
春は花 秋は実りと み佛の 恵みに生ふる 野へのくさ木は
 
 2002年(平成14年) 雪枝 建立 草木供養の和歌碑
2012.4.25


2012.4.25




 昌伝庵境内にある歌碑
・場所:宮城県仙台市若林区荒町56  Yahoo!地図
飯澤 愛子( )
識大
識大:地大・水大・火大・風大・空大の五大(形のあるもの)に
識大(形のないもの)(智)を加えたのが六大という。
  山川里に 春をことほぎ うすくれないの 桜の花のかおり
  未生の豊かさを秘め 冬の厳しさを耐え 毅然とした桜の木々の 小さな芽
  薄緑の若葉は夏が来れば 濃きみどり葉にあふれ 涼風を呼び 鳥をよび
  秋には静かに 大地に還る錦の色にかがやく 桜の葉のかさなり
                桜樹会   飯澤愛子
 2012.4.25




昌伝庵門柱
有為のおく山 けふ越えて 浅き夢見し 酔ひもせず
 いろは歌:いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
      うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず

 有為(因縁によって起きる一切の事物)の奥山
 無常の現世を、どこまでも続く深山に例えたものである。
2012.4.25


2012.4.25



細屋勘左衛門/仙代庵
墓は、葛岡の正雲寺墓地 養子先が荒町なのでかな

2012.4.25



毘沙門天参道入口
・場所:宮城県仙台市若林区荒町1 Yahoo地図
スズキ ヘキ/鈴木 碧(すずき へき)
・説明:1899〜1973年   本名:鈴木栄吉
 終生仙台をはなれず「みやぎの子どもにはみやぎのうたを」と自ら原始童子になりきって童謡つくりに情熱をもやし続けた。日本稀有の天稟童謡作家である。
  雑誌「赤い鳥」の影響を受けた。

・説明:
スズキヘキ「童謡詩人」明治の中期に荒町小学校で学ぶ。
野口雨情 山村暮鳥の勧めで多くの童謡を造った。
2015.3.15