万葉植物
|
ねぶ(合歓)(合歓木)/和名:ネムノキ(合歓)(眠の木)
|
・説明:高木で高さ6~10mになる。 梅雨の終わりから盛夏にかけて咲く 長く伸びた糸状のものは雄しべ
・場所:東北地方以南
万葉集に詠まれた「ねぶ」は3首 |
万葉集 巻8-1461
|
紀 女郎(きの いらつめ)
|
・説明:?-?年 奈良中期の万葉歌人。名は小鹿(おしか)。紀朝臣鹿人の娘 |
昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓の花 君のみ見めや 戯奴さへに見よ
|
ひるはさき よるはこひぬる ねぶのはな きみのみみめや わけさへにみよ
|
歌意:昼は花が開き、夜は葉が閉じあって恋い慕って寝るという合歓の木の花、君だけ見て良いのだろうか、あなたと一緒に見たい。 合歓(ねむ)には、男女の性行為を意味する
|
昭和万葉の森 2013.4.1

|
万葉クリエートパーク中央広場 2013.4.1

|
郡山万葉植物園 2014.5.12

|
|

|
万葉集 巻8-1463
|
|
我妹子が 形見の合歓木は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも
|
|
歌意:
|
|
万葉集 巻11-2752
|
|
我妹子を 聞き都賀野辺の しなひ合歓木 我れは忍びえず 間なくし思へば
|
|
歌意:
|
|
|
仙台市野草園 郷土文芸苑

|
|
|
象潟や 雨に西施が ねぶの花 |