鶴岡
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芭蕉滞留の地/長山重行(ながやまじゅうこう)邸跡
7月26〜28日(旧暦6月10〜12日)
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羽黒(はぐろ)を立ちて、鶴(つる)が岡の城下(じょうか)、
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羽黒をたって、鶴が岡の城下 |
長山氏重行(ながやまうじじゅうこう)といふもののふの家にむかへられて、誹諧
一巻(ひとまき)あり。
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長山氏重行という武士の家に迎えられて、俳諧を開催し、一巻歌仙を作った。 |
左吉(さきち)もともにに送(おく)りぬ。
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図司左吉もここまで送ってくれる。 |
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長山重行(ながやまじゅうこう)邸跡
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・場所:山形県鶴岡市山王町長山26 Yahoo地図 |
・長山重行:1649−1719年 庄内藩士。御家中 「重行」は俳号。名は「五郎右エ門」
呂丸や岸本公羽と共に蕉門の偉人として、鶴岡俳壇に重きをなした人物
呂丸:
公羽:岸本八郎兵衛の俳号 1646−1719年 庄内藩「御給人」家録は切米30石
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めづらしや 山をいで羽の 初なすび
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めずらしや やまをいではの はつなすび |
・句意:羽黒山を下山して、出羽の初なすびのもてなし有り難いことです。
出羽三山参詣のため庄内・鶴岡を宿した時に食べた「民田なす」
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 鶴岡城下の長山重行宅で俳諧 |
1969年(昭和44年)鶴岡市文化財保護委員会 建立 旧藩主の裔酒井忠明筆 |
おくのほそ道芭蕉滞留の地石碑 2013.9.18


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民田(みんでん)なす
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・江戸時代、民田地域の八幡神社の社殿を作る際に京都の宮大工が種を持ち込んだと伝えられています。
民田という村で江戸時代の初期から栽培されていた小振りの丸いなすで、庄内地方では漬物専用の"民田なす"として有名
早生系の丸なすで皮が堅いが、果肉のしまりが良いので歯触りがよく、多くは漬物の材料として使われています。
土地が変わると味が変わってしまう為、庄内地方でしか採れない珍種らしい。
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日枝神社弁天島(ひえじんじゃべんてんじま) |
・場所:山形県鶴岡市山王町2-26 厳島神社 Yahoo!地図 |
珍らしや 山を出羽の 初茄子び
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めずらしや やまをいではの はつなすび |
・句意:羽黒山を下山して、出羽の初なすびのもてなし有り難いことです。
出羽三山参詣のため庄内・鶴岡を宿した時に食べた「民田なす」
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 鶴岡城下の長山重行宅で俳諧
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1843年(天保14年) 淡遊 建立 淡遊:酒井藩士 弭間貞松 合漠舎と号す
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2013.9.18

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奥の細道 内川乗船地跡
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・場所:山形県鶴岡市山王町 Yahoo地図
・説明:3日間、長山邸に滞在した松尾芭蕉は、屋敷近くにある内川・大泉橋のたもとにある船着き場から川船に乗り、内川・赤川・最上川と下り酒田に赴いた。 |
2013.9.18

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酒田へ
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