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山形県の句碑・歌碑・詩碑
 大蔵村
肘折温泉(ひじおりおんせん)
 2013.10.4


2013.10.4


2013.10.4



 カルデラ温泉館
・場所:山形県最上郡大蔵村肘折温泉 カルデラ温泉館前庭 Yahoo地図 
 齋藤 茂吉(さいとう もきち)
・説明:1882−1953年 71歳没 山形県上山市生まれ。医学と歌人として活動
    山形の人々と山河を愛し、父と母を愛し続けた歌人
泡立ちて 湧きくる泉の 香を好しと 幾むすびしつ けふの日和に
 歌意:湧き出ている炭酸泉
 1994年(平成6年) カルデラ温泉館建設業者 沼田建設(株)建立
2013.10.4


2013.10.4




地蔵倉 
・場所:山形県最上郡大蔵村肘折温泉 地蔵倉入り口 Yahoo!地図 
齋藤 茂吉(さいとう もきち)
・説明:1882−1953年 71歳没 山形県上山市生まれ。医学と歌人として活動
    山形の人々と山河を愛し、父と母を愛し続けた歌人
 
肘折の いでゆ浴(あ)みむと 秋彼岸の はざま路とほく のぼる楽しさ
 歌意:
 1973年(昭和48年) 大蔵村観光協会 短歌拾遺 建立
2013.10.4




高山 不二久()
・説明: 
春は花 夏は青葉にほととぎす 秋は紅葉の 地蔵倉かな
 歌意: 
2013.10.4


2013.10.4


2013.10.4


2013.10.4



茂吉の歌碑はなし
のぼり来し肘折の湯はすがしけれ眼(まなこ)つぶりながら浴(あ)ぶるなり
 歌意: 
山ふかく湧きいづる湯はあきらけき験(しるし)のありて永久(とわ)につづかむ
 歌意:

 肘折温泉を訪れた歌人

板垣 家子夫(いたがき かねお)
・説明:1904−1982年 大石田生まれ アララギ派歌人
 茂吉の愛弟子、大石田に茂吉を招きお世話する一方、「白き山と最上川」の刊行を通 して、「大石田と茂吉」のかかわりを広く全国に紹介しました。
 
おほよそ 黄葉(もみじ)にうつる 谷山に 天(あめ)の光りは 遠く差し来つ
 歌意:
高原の 道ひとり来し 少年の 呉れし木通(あけび)は 少しく固し
 歌意: 
豊牧の 山のをみな子が 朝市に 売る舞茸を あたひ値切り買ふ
 歌意: 

鹿児島 寿蔵(かごしま じゅぞう)
・説明:1889−1982年 博多生まれ 歌人 人形作家
銅山川 へだてて青き 大地より 郭公(かっこう)ひびく 梅雨のあさあけ 
 歌意: 
茅ぶきの 大屋根ならぶ 肘折の 峡(かい)ふりこむる さみだれの雨
 歌意: 
せきの水 今朝も澄みつつ 流れをり 燕出(い)で入る 草屋根の下
 歌意:
結城 哀草果(ゆうき あいそうか)
・説明:1893−1974年 山形市生まれ 歌人、随筆家 斎藤茂吉記念館の館長
    齋藤茂吉に師事、東北の農村生活と自然をうたう1955年歌誌「赤光」を創刊
燕とぶ肘折温泉朝たけて銅山川の合流も見ゆ
 歌意:
唐松が青くかぎる屋根へだつ切り立つ山の巌うつくし
 歌意:
堰堤を平に川は煙り落ち布引く水のとどろくをきけ
 歌意:

結城 健三(ゆうき けんぞう)
・説明:1900−1995年 南陽市生まれ 歌人
かや屋根の幾つたたまる肘折の湯ところにきてこころ稚(おさな)し
 歌意:
鋼山川の湍ちしづけく夜くだちて聞けば聞かるる秋虫のこえ
 歌意:
葛の花 むらさきうすく 咲き古りて 肘折の秋は ふけにけるはや
 歌意:

河東 碧梧桐(かわひがし へきごとう)
・説明:1873−1937年 松山市生まれ 正岡子規に俳句を学ぶ
石抱温泉
裸湯の 人猿が見る 秋晴れて
 句意:
大蔵金山
ささやかな 鉱山あるや 栗拾ひ
 句意:

名和 三幹竹(なわさんかんちく)
・説明:1892−1975年 83歳没 山形県河北町生まれ 俳人、僧侶
河鹿(かじか) 聞いて 暗さ磧湯(かわらゆ) 覗きけり
 歌意: