し
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し
汐越や 鶴脛ぬれて 海涼し
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しおこしや つるはぎぬれて うみすずし
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・句意:汐越の浅瀬に鶴が舞い降りた。その脛が海の水に濡れて、いかにも涼しげだ。衣が短くすねが長く見えているのを「鶴はぎ」と言うが、まさに鶴はぎだなぁと感心した
腰長(こしたけ): 象潟で詠んだ 後に汐越や
鶴脛(つるはぎ):鶴の脚のように)衣の丈が短くすねが長く現れ出ていること
・詠んだ時期・場所:1689年「奥の細道」 象潟
・句碑の場所:秋田県にかほ市 JR羽越本線象潟駅
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しず
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しはつ
柴付けし 馬のもどりや 田植樽
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しばつけし うまのもどりや たうえだる
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・句意:来るときには柴を満載した農夫が、帰りには田植えの晩に振舞う田植え酒の樽を馬の背中に乗せて帰っていく
・詠んだ時期・場所:1964年 伊賀上野の窪田意専宅
・句碑の場所:山形県最上町 五十嵐氏宅前
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しはら
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しほ
四方より 花吹き入りて 鳰の波
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しほうより はなふきいれて にほのなみ
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・句意:四方から吹き入れて来る花吹雪で、湖面はまさによい眺めである。
・詠んだ時期・場所:鳰(にお):琵琶湖の異称
・句碑の場所:滋賀県高島市 白髭神社 |
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しや
舎利ひろふ 津軽の秋の 汐ひがた
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しゃりひろう つがるのあきの しおひがた
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・句意:
・詠んだ時期・場所:尾花沢での歌仙「おきふしの」巻での句と思われる
・句碑の場所:青森県弘前市 長勝寺
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しろ
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